Edible wild plant pesto sauce
Category:夏
初夏の山菜を使って、ジェノヴェーゼソースを作ります。
今回は、THE KOKONOEの敷地内で自生しているアザミ・ミヤマイラクサ・ウワバミソウ・山ウドの若葉と新芽を使いました。
チーズは使用していませんが、とても濃厚なソースです。
Make pesto sauce using early summer edible wild plants which growing naturally on the site of THE KOKONOE.
This time, I used leaves and shoots of thistle, wild stinging nettle (Laportea cuspidata), mizu(Elatostema umbellatum) and wild udo(Aralia cordata).
I didn't use cheese, but it's a very rich sauce.
3-4人分(パスタに和えた場合)
Serves 3-4 (When use as pasta sauce)
山菜 70g
Wild edible plants
松の実 40g
Pine nuts
くるみ 30g
Walnuts
にんにく 10-15g
Garlic
塩 2g
Salt
黒胡椒 少々
Black pepper as desired
01
全ての野草を塩を少々入れた湯で柔らかくなるまで下ゆでする。
Boil all edible wild plants in a lightly salted water until soft.
02
ざるに上げて冷ます。常温まで冷めたら軽く水を切り、フードプロセッサーに入れる。
Drain water in the colander and cool. After cooling to room temperature, very lightly squeeze the water and put it in a food processor.
03
他の材料を全てフードプロセッサーに入れ、滑らかになるまで回す。
Put all ingredients in the food processor and turn until smooth.
04
保存容器に移し、冷蔵保存する。
Transfer to a food container and store refrigerated.
このソースは今回ショートパスタに和えていますが、淡白な白身魚のソースにも合います。暑い時は、そうめんのつゆに入れても。
This sauce is mixed with short pasta this time, but it goes well with light white fish.
筑波⼤学卒業後、外資系メーカーにてプロダクトマネージメント業務に10年以上携わる。料理学校へ転職を機に、講師業を⾏う。2016年に⾧野県戸隠に移住し、化学農薬や化学肥料に頼らない農業を夫婦で実践。旬の野菜中⼼で滋味あふれる⾷事をTHE KOKONOEで提供。世界の発酵食・長野の郷土食を美味しく頂きながら研鑽に励む。
THE KOKONOEの敷地には、野草や山菜が自生しています。
毎年きちんと芽を出してくれるよう、敷地の手入れをすることも私たちの大事な仕事です。
初夏のこの時期、エラ(ミヤマイラクサ)、ウシゴボウ(アザミ)、ミズ(ウワバミソウ)、山ウドが芽を出して大きくなった姿を見ると嬉しいものです。
ただ、エラには、トゲがあるので、ゴム手袋必須。刺さると痛痒くなります。
これらの山菜は、天ぷらやおひたしが伝統的な食べ方であり、このあたりの郷土食でもあります。
今回は、これらの山菜を洋風にアレンジしたものです。
少し多めに作っておくと、いろいろな洋風料理のソースとしてアレンジできます。
THE KOKONOEでは、前菜のスモークしたきのこのソースとして使うことがあります。
スモーキーなきのこと、少し独特な風味のこのジェノヴェーゼソースは、山のもの同士でマッチします。
自然の恵みに感謝。