KOKONOE Seasonal Recipe

エディブルフラワーとナスタチウムの葉のバターソテー

Edible Flower and Nastatium Leaf Butter Saute

カラシナとルッコラの菜の花とエディブルフラワーを贅沢にソテーしました。
炒めることでナスタチウムは葉と花に共通する独特の辛みが和らぎ、アオイは甘味が引き立ちます。
意外かもしれませんがアオイの萼(がく)の部分はプチッとした食感とほんのり優しい甘味がします。
花の甘味とバターの風味のコラボレーションがソテーを上品な仕上がりにしてくれました。

Sauteed mustard and roquette rape blossoms and edible flower.
By stir-frying, nastatium softens the unique spiciness that is common to leaves and flowers, while sweetness enhances mallow.
Surprisingly, the calyx part of the mallow has a light texture and a mild sweetness.
The collaboration between the sweetness of flowers and the flavor of butter has made sauté an elegant finish.

材料 / Ingredients

2人分(For two)

カラシナとルッコラの菜の花 70g
Mustard and roquette rape blossoms

ナスタチウムの葉 15g
Nastatium leaf

ナスタチウムの花 7輪
Nastatium flower

アオイの花 14輪
Mallow flower

米油 15mL
Rice oil

バター 3g
Butter

塩 少々(A little)
Salt

01

中火で熱したフライパンに米油とバターを入れ、適度な大きさに切ったカラシナとルッコラの菜の花とナスタチウムの葉を炒める。

Put rice oil and butter in a frying pan heated over medium heat, and fry the mustard and roquette rapeseed and nastatium leaves cut into appropriate sizes.

02

約2分炒めた後、塩を少々入れる。

Stir for about 2 minutes, then add a little salt.

03

ナスタチウムとアオイを入れ、約30秒炒める。火入れをし過ぎるとエディブルフラワーの風味・色素・形状が消失してしまうため、短時間でサッと炒める。

Add nastatium and mallow and fry for about 30 seconds. If you overheat it, the pigment and shape of the edible flower will disappear, so cook quickly for a short time.

IMG_2842.jpeg

4月上旬にビニールハウス内に播種したカラシナとルッコラは6月以降の温かさで一気に大きくなりました。

背丈は1m弱ほどとなり、次世代に生命を引き継ぐべく次々に花が咲いています。

園芸や自家採取が一番の目的ならそのままの姿にしておけば良いですが、食材として活用している私達は少しでも鮮度と状態の良い葉の収穫を続けるためには適度に菜の花の部分を切る必要があります。

そうすることで延命できます。

IMG_2739.jpegのサムネイル画像

菜の花をただ切り落としで堆肥にしてしまうだけではもったいないため、料理に活用しました。

せっかくなら他のエディブルフラワーと相乗効果を目指して一緒にソテーを試みたのが今回のレシピです。

カラシナとルッコラの菜の花は火入れするとクセもなく素直な味です。

ナスタチウムは独特の辛みが和らぎ、マロウは甘さが引き立ちました。

そこにバターの風味が加わることでマイルドさが高まったと思います。

カラシナの茎は場所によっては繊維質が強いため、花周辺の柔らかい部分をメインに使った方が良いと思います。

ルッコラの茎は少々太い部分でも美味しく食べれます。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

The mustard and roquette sown in the greenhouse in early April grew suddenly due to the warmth since June.

This recipe was to saute together with other edible flowers, aiming for a synergistic effect.

The mustard and roquette rape blossoms have an obedient taste when fired.

Nastatium softened the unique spiciness, while mallow accentuated the sweetness.

I think the addition of the buttery flavor added to it made it milder.

The mustard stems have strong fiber in some places, so it is better to use the soft part near the leaf flowers as the main.

The roquette stem can be eaten deliciously even in the slightly thick part.

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Profileこのレシピを書いた人

THE KOKONOE 代表⽔⾕ 翔

医⼯学修⼠。信州⼤学⼤学院博⼠課程(社会⼈研究⽣)に在籍し、⼟壌微⽣物のゲノム解析を通じて⽣物多様性と共⽣のメカニズムを研究。
民泊とファーマーズレストランでは過ごす⼈の⼼と⾝体の両⾯からパワーチャージできる空間づくりに⼒を⼊れている。花⾖・エディブルフラワー・⼭野草・ハーブ年間約120種を有機栽培。
⾳叉美容トリートメントSound Luxuryを実施。土づくりアドバイザー。

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