Boiled kurakake beans with soy sauce broth
郷土食のひたし豆。
都会からお越しになったお客様にお出しすると大好評。
煮豆らしからぬ歯ごたえと、だし汁の美味しさに飲み干される方続出です。
This dish is typical local food and always has good reputation when served to customers from metropolitan area.
They like chewy texture of beans and always drink up dashi.
鞍掛豆 270g(浸水後の重さ)
Kurakake beans (After soaking water)
水 500ml
Water
塩 3g
Salt
醤油 17g
Soy sauce
酒 10g
Japanese rice wine (Sake)
01
鞍掛豆は、一晩水にひたします。一度水を切り、豆を鍋に入れます。新しい水を加えて、中火にかけます。
Soak the beans in water overnight. Drain water once and put beans in a pan. Add fresh water and heat over medium heat.
02
塩と酒を加えます。沸騰したら、火を弱めて6分煮ます。
Add salt and sake. When it boils, turn the heat low and simmer for 6 minutes.
03
醤油を加えて、火を止めます。室温まで冷めたら保存容器に入れて、冷蔵保存します。
Add soy sauce and turn off the heat. After cooling to room temperature, put it in a storage container and store it in the refrigerator.
筑波⼤学卒業後、外資系メーカーにてプロダクトマネージメント業務に10年以上携わる。料理学校へ転職を機に、講師業を⾏う。2016年に⾧野県戸隠に移住し、化学農薬や化学肥料に頼らない農業を夫婦で実践。旬の野菜中⼼で滋味あふれる⾷事をTHE KOKONOEで提供。世界の発酵食・長野の郷土食を美味しく頂きながら研鑽に励む。
移住してから、お茶こ(寄り合でお茶をすること)で伺うと、必ず出てくるのがこの鞍掛豆のひたし豆です。
こちらの郷土食で、地元の人からすれば珍しいものではないのですが、都会から越してきたばかりの私には、煮豆といえば、柔らかいものだと思っていたので、ひたし豆のポリポリした食感がとても新鮮でした。
鞍掛豆は、別名のり豆と言われます。
風味が海苔に似ているのです。
鞍掛豆を煮た煮汁に味をつけ、そのまま保存することで、味がしみます。
また、この煮汁には、豆からの水溶性の栄養素がたくさん含まれており、とても良い出汁になります。
昆布やしいたけでお出汁を取らなくても、のりの風味も相まって、十分美味しいのです。
都心からお越しのお客様には、大好評の一品。
汁るまで飲み干して、「汁をもっと飲みたいです!」とおっしゃるお客様が何人もいらっしゃいました。